ピラティスとヨガの呼吸法の違い|効果的な使い分け方

2025.10.01
OREO編集部 OREO編集部
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ピラティスとヨガの呼吸法の違い|効果的な使い分け方

ヨガもピラティスも「呼吸が大切」と言われますが、実際にどう違うのか迷ったことはありませんか?なんとなく深呼吸をしているけれど、正しくできているか分からない……そんな声もよく耳にします。

実は、ヨガとピラティスでは呼吸法の目的も方法も異なり、体や心に与える効果も変わってきます。この記事では、それぞれの呼吸法の特徴と違いを整理し、シーンに合わせた効果的な使い分け方を紹介します。ピラティスやヨガで呼吸法に迷っている人は参考にしてください。

ピラティスの呼吸法|体幹を安定させる「胸式呼吸」

ピラティスで使うのは「胸式呼吸」です。吸うときに肋骨を横に広げ、吐くときに肋骨をしぼませるようにして行います。

基本は鼻から吸って口から吐くスタイルで、胸の奥まで空気を入れるイメージです。

胸式呼吸は、呼吸を続けながら体幹(インナーマッスル)を引き締めることができるのが特徴。

お腹をふくらませないため、常にお腹まわりを意識したままエクササイズを進められます。その結果、姿勢改善や体幹強化、シェイプアップ効果が得やすくなるのです。

また、胸式呼吸は交感神経を優位にするため、集中力を高めたり、体をアクティブに動かしたいときに効果的と言われています。

トレーニングとしての要素が強いピラティスにぴったりの呼吸法です。

ヨガの呼吸法|心を整える「腹式呼吸」

ヨガで基本となるのは「腹式呼吸」です。吸うときにお腹をふくらませ、吐くときにへこませる呼吸で、鼻からの呼吸が中心になります。

大切なのは、息を深く、ゆっくりと流すこと。

腹式呼吸を続けると、副交感神経が優位になり、気持ちが落ち着いてリラックスしやすくなります。

ストレスがやわらいだり、心のざわつきが整ったりするのもその効果のひとつです。

一方で、動きの多いヨガやツイスト(ねじり)の入ったポーズでは、胸式呼吸を取り入れた方がよい場合もあります。

ポーズやシークエンスに応じて呼吸を使い分けるのも、ヨガの特徴と言えるでしょう。

さらに、アーサナ(ポーズ)や瞑想と組み合わせることで、体と心のつながりをより深く感じられるようになります。

ヨガが「心を整える時間」と言われるのは、この呼吸法による効果が大きいのです。

ピラティスとヨガの呼吸法の違い

ピラティスとヨガはどちらも「呼吸を大切にする」という点では共通していますが、その目的と方法には違いがあります。

ピラティスで使うのは胸式呼吸。

お腹をふくらませずに呼吸を続けることで体幹を安定させ、集中力を高めながらエクササイズ効果を引き出します。

交感神経が優位になるため、体をアクティブに動かしたいときに適しています。

一方、ヨガの基本は腹式呼吸を使った完全呼吸。

お腹の動きを大きく使えば、副交感神経を優位にし、心を落ち着けるのに効果的です。

また、スタイルやポーズによっては、集中するために胸式呼吸を行う場合もあるでしょう。ヨガの呼吸法は、集中や瞑想、リラックスと結びつき、心身の調和を整えるのに役立ちます。

ピラティスの呼吸は「体を安定させる」、ヨガの呼吸は「心を落ち着けたり集中したりする」のが大きな目的。目的やシーンに合わせてうまく使い分けることがおすすめです。

初心者向け!効果的な呼吸法の使い分け方

集中して心を整えたいときはヨガの腹式呼吸、体をしっかり動かしたいときはピラティスの胸式呼吸と、シーンによって呼吸を使い分けることで、より効果的に取り入れられます。

ヨガは基本的に鼻呼吸ですが、体の脱力を促したいときには口から吐く方が力を抜きやすい場合もあります。

たとえば、寝る前やストレスを感じたときにはヨガの呼吸法を。

デスクワークで姿勢をリセットしたいときや、運動前のウォームアップにはピラティスの呼吸が役立ちます。

日常生活のシーンに合わせて呼吸法を選ぶことで、ヨガもピラティスもいっそう深く楽しめるようになるでしょう。

実践編|ピラティスとヨガの呼吸法を試してみよう

ここまで紹介したヨガとピラティスの呼吸法。文章で読むだけでなく、実際にやってみることで体と心の変化を実感しやすくなります。

ヨガの腹式呼吸のやり方

  1. 1.楽な姿勢で仰向けになり、目を閉じる
  2. 2.鼻から息を吸いながら、お腹がふくらむのを感じる
  3. 3.ゆっくりと鼻から吐き、お腹をへこませる

→ ポイント:肩や胸に力を入れず、お腹の動きに意識を向けましょう。

ピラティスの胸式呼吸のやり方

  1. 1.背筋を伸ばして座り、両手を肋骨の横に添える
  2. 2.鼻から息を吸い、肋骨が横に広がるのを感じる
  3. 3.口から細く長く吐き、肋骨がしぼむ感覚を意識する

→ ポイント:お腹はふくらませず、体幹を引き締めたまま呼吸を続けましょう。

ピラティスとヨガの呼吸法を日常に活かそう

ヨガとピラティスは、どちらも呼吸を大切にしていますが、その目的は異なります。

ピラティスの胸式呼吸は体幹を安定させ、集中力を高めたいときに。ヨガの腹式呼吸は副交感神経を整え、心を落ち着けたいときに効果的です。

大切なのは「どちらが正しいか」ではなく、あなたの体と心がいま必要としている呼吸を選ぶことが大切です。

日常のシーンに合わせて使い分ければ、ヨガもピラティスもより深く楽しめるはずです。

今日からぜひ、実践編の呼吸法を取り入れて、呼吸の力で自分の毎日を整えてみてください。

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