「梅雨どきの不調」に寄り添う|6月のクラスに取り入れたいヨガテーマ3選

6月。雨の日が続き「なんとなく体も心も重だるい……」そんな声を、生徒さんから聞く機会が増えてきていませんか?
梅雨は、気圧や湿度の変化で自律神経や感情のバランスが乱れやすい季節。
だからこそ、ヨガのもつ「呼吸」「めぐり」「心身の調整力」が、いつも以上に大切なタイミングでもあります。
今回は、そんな季節の変化を整えるために、6月のヨガクラスにおすすめのテーマを3つご紹介します。


「季節と不調」に合わせたテーマが大切な理由
梅雨どきは、気圧の低下で交感神経が優位になりやすく、「眠りが浅い」「だるさが抜けない」「気持ちが沈む」などの不調が出やすい時期。こうした状態は「なんとなく不調」と感じながら、うまく言葉にできないということも少なくありません。
だからこそ、季節や天気の変化に寄り添ったクラスは、生徒さん自身の心身を整えるきっかけになります。
「今の自分に必要な時間だった」と感じてもらうためにも、クラスの中で「呼吸を深めてみましょう」「今日は少しゆっくり動いてみますね」といった声かけだけでもまずは始めてみましょう。
ただヨガを教えるのではなく、寄り添うことができるのも、インストラクターならではの力です。
梅雨どきにおすすめのテーマ3選
それでは、梅雨どきにおすすめのテーマを紹介します。
1.呼吸でゆるめるクラス
梅雨どきは、気圧の影響で呼吸が浅くなりやすく、自律神経も乱れがち。
「いつもより息が入りにくい」「なんだか落ち着かない」と感じている生徒さんも多いはずです。
そんなときにおすすめなのが、呼吸を主役にしたクラス。
ポーズはシンプルに、深い呼吸とともに動くことに意識を向ける構成にすると、体と心がじんわりほぐれていきます。
とくに、仰向けの合せきのポーズや、ねじりの姿勢、シャヴァーサナと腹式呼吸の組み合わせは、「力が抜けた」「スーッと眠れた」などの声につながりやすいメニューです。
クラス冒頭で「今日は呼吸を深める時間にしましょう」と伝えることで、生徒さん自身も今の状態に意識を向けるきっかけになります。
2.めぐりを整えるクラス

湿気が多く、身体の水分代謝が滞りやすい梅雨。「むくみやすい」「足がだるい」「冷えが取れない」などの悩みは、この時期ならではのサインです。
そこで取り入れたいのが、巡りを意識したクラス構成です。ゆるやかなフローで体を温めつつ、脚・股関節・背骨など、流れのポイントになる部位をやさしく動かすことで、全身の循環が促されます。
おすすめは、キャット&カウややさしい太陽礼拝、ダウンドッグなど。脚元や股関節から動かし、巡りに良いシークエンスを組みましょう。クールダウンには、脚を壁にあげるポーズ(ヴィパリタ・カラニ)や、仰向けのねじりなども効果的です。
「動いたあと、足が軽くなった」「頭までスッキリした」といった声が届きやすいのも、このテーマならではの魅力。
動いてゆるむ感覚を丁寧に味わってもらえるクラスになります。
3.気分を軽くするクラス
梅雨の長雨や曇り空が続くと、なんとなく気分が落ち込みやすくなるもの。
「やる気が出ない」「気持ちが重たい」そんな生徒さんの様子に気づくこともあるかもしれません。
そんなときにおすすめなのが、心が軽くなると感じてもらうクラスです。
胸をひらくポーズや、のびやかな立位のポーズを取り入れることで、内側からの活力を引き出しやすくなります。
コブラのポーズやブジャンガーサナ、立位で胸を開く戦士のポーズ、バランスポーズなど。ポーズの中で「自分のスペースを広げる」「空を見上げる」などのイメージを言葉で添えると、より気持ちの切り替えにもつながるでしょう。
ヨガでできるのは「気分を変える」ことではなく、「気分を受け入れる」こと。
そんなメッセージをさりげなく込めてみるのもおすすめです。


クラスで伝えるときのひと工夫
「今日は梅雨に合わせたテーマで動きます」とはっきり伝えるのもひとつの方法ですが、
ときには、言葉で多くを語らず、雰囲気で感じてもらうことも大切です。
たとえば、クラス冒頭で「最近、だるさや眠気を感じる方も多いかもしれませんね」と、
生徒さんの今にそっと触れるような声かけをしてみるだけで、安心感が生まれます。
また、梅雨という季節が持つ「静けさ」や「湿り気」を感じて、テンポや声に反映させるのもおすすめです。いつもより落ち着いたトーンでレッスンをしてみませんか?
大切なのは、インストラクター自身が季節を感じながらクラスをリードすること。それがそのまま、生徒さんの内側にやさしく届いていきます。
梅雨だからこそできるレッスンがある
梅雨は、不調が出やすく、気分も沈みがちな季節。でもそんな時期だからこそ、ヨガを通して自分にやさしく寄り添える時間を届けられたら素敵ですよね。
呼吸、巡り、気分。
6月ならではのゆらぎに合わせたテーマを取り入れることで、クラスがより「今ここ」に寄り添うものになります。
インストラクター自身も、季節の変化を感じながら、無理なく自分を整えて。その穏やかなエネルギーが、きっと生徒さんにも伝わっていきます。
【梅雨に呼んでほしい過去の記事】
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